『私が司会のユンボ安藤です。』@北沢タウンホール

出演/三又忠久 ケンドーコバヤシ ユリオカ超特Q
ゲスト/柴田勝頼選手(http://www.bigmouth-wrestling.com/loud/) アントニオ小猪木アントキの猪木(イノキーズ) 長州小力 春一番


〔感想〕
プロレス好きを公言している芸人さんが集まるので、なんとなく“プロレス×お笑い”なライブなんだろうな…と思いつつ、どう料理するのかの内容事前告知もあまり無かったのもあり、プロレスを予習せず当日を迎えてしまった。
というか、自宅のドアから徒歩1分の場所にケンコバが!と思うとそれで胸がいっぱいで…(言い訳)


概要
(メモらなかったのでうろ覚え)

  • オープニングトーク コバ以外は昨日のR-1ぐらんぷりに敗退したから、やりづらい、と。ユリQ「来たくなかった」

(幕間 ダンサーさんによるダンス)

(幕間 ダンサーさんによるダンス)

(幕間 ダンサーさんによるダンス)

 小猪木、小力の愚痴を言い始め…

  • 小力登場〜小力パラパラへ

アントニオ小猪木 vs 長州小力 息のあったパフォーマンスに、コバ「この二人…仲イイですねぇ…」で会場、同意の爆笑。
技が固まってほどけない二人に喝を入れにきたのが…春一番
春一番猪木による、全員ビンタ
客席も全員起立で「1、2、3、ダーッ!」 とともに暗転。イベント終了。




ユリQさんとコバのネタは、プロレスへの愛がひしひしと感じられ、マニアックな細部が解らない私でもそこをあたたかく見つめツッコみ再現する姿勢につい笑わされた。


レスラー登場も全員、プロレス仕様で客席後方から登場。客席の半分以上が男性。立ち見も。


個人的には、お正月番組でも顔色が悪くてお体の調子を心配していた春さんが、実は昨年9月から12月まで入院していたこと、そこに猪木さんが訪れ「元気ですかーッ?!」と耳元で叫ぶと春さんの生命力が吹き返したこと、などのエピソードに涙、涙。
実は約10年前の10月、お仕事を一緒にした時に、すでにアルコール性中毒・栄養失調の気があり体調を崩してた春さん。何かあってはいけないので、あらかじめ病院で健康診断を受けてもらうことになり、それに1日付き添ったのが私達だった。
ふだんはほんとに寡黙で厭世的な雰囲気の方なのだが、猪木さんのマネをする瞬間だけは、まるで別人のように、江頭2:50さんとの対決『ガリガリ戦争』を多摩川河川敷で闘ってくれた。
くしくもその日に父親が倒れ永眠したため私はその闘いの場を最後まで見守られなかったのだけど、そのこともリンクして、春さんは私に人間の生死のはかなさを感じさせるキーパーソン。だからこそよけい長生きしてほしい人物の一人なのだ。
哀しくも、春さんのビンタは弱い。弱いけど、みんな、本物の猪木から頂戴する闘魂同様、「ありがとうございますっ!」と言いながら、痛そうな表情でもって「しかと受け取りましたよ!」という気持ちを返す。…愛だ。プロレスというものを愛する者どうしの愛を感じた。
お笑いを愛する者どうしもこうありたいと思った。


終了したのが19時半。もし余力があったらダーリンハニー単独やルミネでの大喜利ライブに途中からでも行こうかなと思ってたけど、このイベントの余韻に浸りたい。そう思って、1分の道のりを直帰した。