『爆笑オンエアバトル ファイナル』

んーーー。コンテスト慣れしてない、ってこんなにツライものだとは。
どの出場者も、シアターDやら新宿Fu-やらルミネやら劇場でのコンテストはある程度こなしてきているはずなんだけど、テレビという媒体を借りて進行するコンテストってやっぱりちょっと空気が違うのかな?
どの出場者も、どっかフワフワしながらネタをやってる感じ。
全体がヘンな緊張感で浮わつくのは解るけど、関西での漫才コンテストとかでは必ず途中でそのヘンな空気を巻き返してモノにする者が現れ優勝を獲ってくのだが…今回は、それに該当する者が誰も居なかった。(その点、関西の賞レースの場数を踏んでるNON STYLEには期待をしていたのだが、石田のテンポがちょっとおかしかった。個人的に好きな東京03のこのネタも、『エンタの神様』で観た時よりも0.5秒ずつぐらいセリフを言うタイミングが早くて(特に後半)、笑う隙が生まれてなかった。残念。)
もしかしたら、次期(もう収録は始まっている第9期)に頭角を顕すであろうTHE GEESE・トップリード・平成ノブシコブシあたりがひょいっと、団子状態になってる第8期決勝進出者を追いぬいてゆくかもしれないな…。そう思った、第8期ファイナルでした。


てゆっか、この番組ん中でいちばん笑ったの、大会終了後のNON STYLE井上のコメントです。彼の日記が楽しみだ。


軒並み、コント番組が終わってゆく昨今、若手芸人の登龍門的この番組には、ぜひとも盛り上がりを取り戻してほしいものです・・・。


※追記 ハマカーンについて
 正直、自分はハマカーンに笑わされたことが無いんですが、これまではその理由を考察しても答えが出ませんでした。
 でも今日なんとなく思ったのは、彼らの漫才は、語句を正しいイントネーションや間で発しすぎててネタ全体のgrooveが生まれていないんじゃないかと。
 私は昨年9月に観た矢野・兵頭とやすよ・ともこの漫才で、漫才という芸が日常会話のヨタ話の延長であるゆえ共感を得、惹きこむ力がある事を痛感したのですが、ハマカーンの二人の漫才には言葉のキャッチボール的な痛快さが無い。
 「ハマカーンのネタと言えば?」と聞かれても特に何も浮かばないのがそれを表しています。
 ついつい乗せられてしまうような強引なラフさ、“ハマカーン節”を身につける日を楽しみにしています。今回の「高学歴だからツッコめた〜」あたりに少し金脈を見ました。