『ラ・ゴリスターズ』@シアターサンモール

ハイキングウォーキング、ピース、平成ノブシコブシイシバシハザマ
2度めの開催。
えーと…こんどもつまんなかったら怒りますよ。基本的には応援してますが。
 ↓
階段になんとなく並んだ者順のまま入場を許される、というハプニング。離れた所で電話してて動き始めに気づかなかったので、出鼻をくじかれ。 若者スタッフさん、頼むよー。将棋倒しとかにならなくてよかった。

あたしのほうが番号早いと知って「(先に)どうぞ」と譲ってくれたキミ、ありがとね。


入ると、客席は浮き足立ち・殺気立ち。みんな、今日の出演者がスキなんだなー。コ、コワイ…。あたしもその1人と言われるとそうなんだけども。
(隣の女子は、なんとホットパンツ!同性ながらドキドキ。
でも、自分の長所を活かすのはステキなことだ。そうだ、自分も脚がキレイなら、きっと履くよ、履いちゃうよ…! …と葛藤しながら時を待つ。)


イシバシハザマ京進出パーティーにお越しくださり…」とのアナウンス。
オープニングコントは、そのテイスト。
矢継ぎ早にボケが連続。期待が持てるテンポ。客席も沸く。


今回は、コントに出るメンバーが、先にVで判明する。
まだこのイベントのファンというよりもおめあてが分かれている現段階には、ちょっと逆効果かも。


どのコントも、スクリーンのセンターに映るのは1組のコンビ。
そのコンビプレゼンツのコントだと推測。
そんな手法のためか、前回の、それぞれの色を混ぜようとしすぎて混沌としちゃった、絵の具の全色混ぜたらウグイス色になっちゃった、ってことにはならず、
メインのコンビの色を下地として、その他のメンバーが色を添えるサポート役、バイプレイヤーになる、といった感じ。


ふむふむ、試みとしてはわかる。
けど、『ラ・ゴリスターズ』って、この4組での公演を続けていきたいんだよね?
なら、お互いがぶつかってこその化学反応をコント内でももっと起こさないと、じゃないの?
前回もそう感じたんだけど、なんか遠慮があるよ。メンバーどうしに。なんでか知らんけど。
こちらの思いこみなのかもしれないが、『虎の穴』とか『龍の穴』とかをはじめ、ライブって舞台上で技の出し合いというかぶつかり合いをイイ意味で感じるのが醍醐味なのに、
ラ・ゴリスターズ』は、それがやや弱い。なんで?
本番にMAXにしないで、いつメーター振りきるの? メーター振りきる=チームプレーを乱す、みたいに考えちゃってる?と思う場面がしばしばある。そのへん、課題だと思う。
(稽古では、どうなんでしょうね?知る由も無いけど…)


とはいえ、どのコントも、充分に稽古した感じが伝わり、
真摯な姿勢で臨んだんだなということが解った。


直樹くんのコント、父が死んだ時を思い出し、涙2粒。
夕方に観た『ブラックジャックによろしく』再放送から涙腺ゆるんでたからかな。心電図の音は、やっぱまだツライ。
でも物語性の高さはピースのコントの良いところ。


ラストのコント、お互いの持ちネタコラボには客席一同歓声・感動。
でも、シメが暗転ナレーションでよかったの…? 客席はもうひとふざけを期待してた空気でした。


企画コーナーでは、個々の長所がよく出てたしお客もとっても楽しめた。
次回はぜひ、コントでもあれぐらいぶつかり合ってほしい。
もしかしたら意図的に住み分けを意識してのことかもしれないけど、このイベントの良さをクチコミで広げてゆきたいこの時期に、そんな配慮のほうが上回ってていいの?
そう、そもそも、“ラ・ゴリスターズ”って、あの4組8人によるライブ、ってことだけで、
コントライブ”とは明示してないんだよね。何も内容に関する定義づけ・しばりが無いの。
でもだからこそ揺れちゃってるというか…。8人によるビックリ箱、って風にしたいのかもだけど、
次回は“コントライブ”と腹をくくってはいかがでしょう?


たぶん、みんなそこそこイイ男なのも原因の1つ。
日村さんとか河本さんとか今野とか鈴木拓とかアンガールズみたいに、出てきて動くだけでくだらなくておもしろい、って人、いないもんね。
それがこのメンバーの、ナンセンス度を邪魔するハンデかも。


言い訳になるけど、ほんまはもっと可愛いblog書きたかった。
「『ゴリスターズ』、超楽しかった!!イエーイ☆☆☆」みたいな・・・。(5月9日のは、そんな文章やし)
いろいろ書いたけど、今回もTシャツ買ったよ。もう1回めの洗濯して、外に干してあるよ。
缶バッチも買ったよ。


でも「吉村作治〜!」は、おもしろくなかったよ。


“3度目の正直”という言葉を信じたい。
あの第1回、この第2回でステップアップはしてる。けっこうイイとこまで来てる!と実感。
第3回ではぜひさらなる脱皮を目撃できれば。楽しみにしています!
http://d.hatena.ne.jp/maenomeri


※“ユニットライブ”とは何ぞや?の答えを探りに、明日は『ラ・ゴリスターズ』と全然違うであろう『イマキテライブ』http://blog.livedoor.jp/zaku25/ に行ってみようかな。私の中の基準、『吉本印天然素材』かbase芸人の番組かおぎやはぎバナナマンか『ロッキー』か『コンガリポテト』ぐらいしか無いもんで。


【追記】
ひと晩寝て思い出しましたが、『吉本印天然素材』やおぎやはぎバナナマンでも持ちネタに乗っかり形式はよくあったなぁと。(みんなで雨上がりの刑事コントやったりとか)
なので、あり得るやり方ではあるんだよね。
とすると、課題は、「これだったらコンビネタのほうがポテンシャル高いんじゃん…?」とは思わせないようなパワーバランス、かなー。それだと、人形劇屋さんのコントはいちばん実現してた。あれで後半〜結末がピシッと決まってれば。


引き続き、考えます。