M-1グランプリ2006に向けて少々
おととい『5じ6じ』で、ジパング上陸作戦、ボルサリーノ、マキシマムパーパーサムの、
きのう『バカ爆走!』で、男子、ラバーガール、三拍子、キャン×キャンの漫才を観たことで今年のM−1について考えたくなったので、少し。
今の家に引っ越してからbase関連番組が観られなくなったので、
自分が直に観た関東勢についてだけ。
正直、今、関東勢で、吉本の誰かを押しのけてでも決勝に行けー!と諸手を挙げて応援したくなる漫才師は、U字工事ぐらいしか居ません。
かつてのスピードワゴンほどには。
現在、非吉本で結成10年未満の関東漫才シーンのトップランナーは
レベル★★★★★U字工事
レベル★★★★☆磁石タイムマシーン3号
レベル★★★★流れ星三拍子 が固いところだと思うんです。
キャン×キャンや18KINもとても上手いと思いますが、ここ1年、何かをあきらめてしまったような気の抜け方を感じ、巻き込まれない。号泣も。
ロケット団は、古式ゆかしい漫才の型を誰よりも踏襲してるとは思う。けどそのせいで、彼らならではの笑い、につながらないという弊害もある。
5番6番は、ネタは悪くないのに演技力不足。
個人的にはオレンジジュース、カーテン、髭男爵、西麻布ヒルズ、ラヴドライブは好きなんだけど、最近のライブで見かけるに、これまでを上回るネタが生まれてなさそう。
男子は成長めざましいので、このまま行けば、M−1グランプリ2007にはいいとこ行くかも。
あきげんは、去年の今ごろは買っていたのですが、このところちょっと気迫が伸び悩みぎみ。
タン☆バリ〜ンも個性があって好き。
このへんまで若手になると、やはり吉本のチーモンチョーチュウやLLRのほうが、小ネタのコンスタントさ、ネタ中の展開・盛り上がりの作り方が優秀に思う。
でも『エンタの神様』の弊害ってあるよね。漫才に憧れにくい土壌ができた。
もともと関西圏で漫才を聞いて育ってきた人以外は、漫才よりコントでやりたい、って感じだろうなぁ。
改めて、
U字工事→大きい会場でも小さい会場でも安定感あり。
ただ懸念すべきは、自分で殴るというボケがこの頃、逆にネタの流れを失速させている感が。あれに代わる何かを求む。
磁石→テレビ出演等で佐々木さんのツッコミの口調や永澤さんのボケパターンが知られてきたぶん、ネタでは、よりメリハリの利いたツッコミ、よりひねったボケが必要かと。
タイムマシーン3号→『はじめてのおつかい』を超えるネタがあれば。
流れ星→技術は熟しているので、1つのテーマに特化した濃いネタが観たい。寄り道が多すぎ。
三拍子→テンポを速くしてもグルーヴになっていない。スカしたボケを活かせるスタイルへの再考を求む。
というわけで・・・
M−1グランプリ決勝に進んでほしい非吉本コンビは、
【U字工事】、
大穴【アミ・ボロロク・ホエ・デシェ・ジェエテ・チャイ】で。
これ、今年に入ってからめっちゃ笑った漫才2つそのままですね。
※もし誰かを忘れていたら、また予想し直します。