糸井重里に“オトナの あと処理のしかた”を学ぶ

了解です。これ限りで収めます>ダイノジ大谷さん


ダイノジ大谷さんのblogによると、糸井重里さんからメールが来た、と。
しかし内容は、11日分の自身のコラムの著述にはまったく触れず、
「それはそうと、エアギター世界チャンピオンのことを
「批判しているのかな」と、多少疑われているようですが、
まったくもって、その逆ですよ。」と言い、翌12日分の著述をコピペしたものと
「いいことが、この先もいろいろありますように。」と
「『ほぼ日手帳』使ってくれて、うれしいです。
新しいやつを、お祝いにプレゼントするよう、言っておきますね」というもの。


???
疑われているのは、11日分のくだりである。なのにそれにはノータッチ???
完全に時系列的にもあとで書いた12日のをたっぷり見せられても。
「あとからこんだけフォローしたからいいですやんか。勘弁してくださいよ」ですね。


で、なんやねん、「いいことが、この先もいろいろありますように。」って。急に。
魔法か?魔法の呪文か?
これ、なんべんも使っとんやろ?
煙に巻いてんじゃねーよ。


そして、「プレゼントするよう、言っておきますね」。
これは、あくまでも自分が謝っている構図にはしたくない、という気持ちの表れである。
もし、謝罪のしるし・おわびに贈るのならば、たとえ実際に自分が梱包したり宅配便の送り票を記入するわけではなくて秘書がやるんだとしても「プレゼントさせていただきます」と書くはず。
それをわざわざ、「言っておきますね」として、自分が贈るのではない、という旨を出す。
すなわち、「自分がお詫びしなきゃいけない状況じゃないけど、粋な計らいしときますよ」である。


そんな、11日のコラムよりもツッコミどころだらけのメールに対して、
ダイノジ大谷さんは、めいっぱいのフォロー。というか、恩赦。逆にオマージュで返す、という、『北風と太陽』でいう太陽政策
「僕は、あなたの功績を尊敬してる1人だ。だから、こんなこと、二度と無いようによろしくお願いしますね」だ。変換すると。


そして終いには「心配してトラックバックをしてくれた方とかもいてくれて、俺がバカななのでね・・・、つうことで収めてくださいな・・・・、」との自分を卑下してまでの気遣い。
ハイ、収めます。
糸井重里を敵に回してもね。アレだしね。
サッチーVSミッチーみたいに騒がれてもしょーもないしね。
でも、「・・・」の行間に、気持ちを読むよ。


しかし、今回の件で、
『ギョーカイをスイスイと泳ぐ人達の、オトナのあと処理メール集』って本、誰か出してくれないかなーと思った。
一般人には思いもつかない“ピンチのすり抜け方”がいっぱいありそうじゃない?
誕生日祝いのメッセージでしか使わなかったよ、「いいことが、この先もいろいろありますように。」なんて。


もしくは『建前メール→本音に翻訳する辞書』。